理想のプロレスラー像目指し奮闘！Evo女・ZONES選手&Chi Chi選手インタビュー！
全日本プロレスの石川修司、諏訪魔がプロデュースする女子プロレス新団体「Evolution（エボリューション）」に所属するZONES（ゾネス）選手、サニー選手、Chi Chi（チーチー）選手の旗揚げデビュー戦が3月31日、新木場1stRINGで行われた。
5月5日に行われた2戦目「Evolution新木場大会#2」では、ZONES選手vs.松本浩代選手、Chi Chi選手vs.雪妃真矢選手、サニー選手vs.駿河メイ選手が戦い、2戦目とは思えない試合を見せた。18日には「ajpwスーパーパワーシリーズ2023」の第3試合・6人タッグマッチ「Evolution女子×COLOR‘S」に、ZONES選手とChi Chi選手が出場し、初の6人タッグマッチに臨んだ。そして、6月4日に新木場1stRINGにて、4戦目となる「6.4Evolution新木場大会#3」が開催される。
デビューしたてとは思えない戦いを見せ、注目を集めているZONES選手とChi Chi（チーチー）選手をインタビューし、デビュー戦と2戦目を経た感想から試合で意識したこと、なりたいプロレスラー像について語ってもらった。
──まず、デビュー戦の感想を教えてください。
Chi Chi）優宇選手は体重が100キロで、私の2倍ありました。ベルトもたくさん持っている方ですし、初っ端からレジェンド級の方と組まれるとは正直思っていなかったです…。でも、対戦カードが発表された時点で「やるしかない」と思いました。上からの重みじゃないとダメージを与えられないと思ったので、ミサイルキックの練習をしていましたね。まあ、結果はフルボッコでした（笑）。気持ちだけはどうしても負けたくなかったんですけど、立ち上がるのに精一杯でしたね。
ZONES）「プロレスラーってこんなに強いんだ」ってことを身をもって知りました。いままでは、日常やスポーツで全力を出せないでいたんです。でも、山下（りな）選手には気を使う必要はないと思ったので、1番最初のタックルでぶっ飛ばそうとして思いっきりいったら逆に転ばされちゃって…。「嘘だろ。こんな強い女性がいるのか」と思いましたね。山下選手の表情、お客さんへのアピールの仕方など全てがすごくて、勉強になりました。もともと好きな選手だったんですけど、ぶっ飛ばされて痛い思いをして、より好きになりましたね。1試合目で山下選手と試合させてもらえてありがたかったです。
──2戦目はいかがでしたか？
Chi Chi）前から雪妃真矢選手が大好きだったので、握手をしようとしたら手をパンッって弾かれたんです。そこで「ここは戦場。やらなきゃいけない」ってスイッチが入りました。大谷（翔平）選手の「憧れを捨てましょう」っていう言葉を思い出しましたね。試合はがむしゃらだったのであまり記憶がないんですけど、予測不能な動きをされて、悔しかったです。
ZONES）松本さんは目標とするパワーファイターに近い選手だったので、いつもYouTubeで試合を見ていました。だから、マッチメイクを聞いた時はすごくうれしかったです。対峙した時は、すごく馬鹿にされていると感じたので、燃え上がった状態で向かっていけたんですけど、普段練習ができない場外や雪崩式ブレーンバスターっていう大きな初体験には戸惑いました。試合後は、自分が至らないところがあるのが悔しくて涙も流しましたけど、松本選手には敬意と感謝の気持ちでいっぱいです。
──お2人のデビュー戦は、気迫だけでぶつかり合う昭和のデビュー戦とは異なり、試合がしっかり流れていました。何か意識していたことはあるのでしょうか。
Chi Chi）デビュー戦はレフェリー、セコンドは一切見えなくて、観客の声がぼやぼやっと聞こえるくらいの状態でした。記憶もなくて、気づいたら終わっていたという感じです。ただ、相手の動きを予測した上で技をかける練習は、頭より体に刻み込むくらいやっていたので、そのおかげでそのように見ていただけたのかもしれないです。とはいえ、自分的にはまだまだです。
──「まだまだ」と厳しい自己評価ですが、雪妃選手はChi Chi選手のミサイルキックを絶賛していました。
Chi Chi）まさか言っていただけると思わなかったので、びっくりしました。もっと練習して「ミサイルキックが得意技」ってちゃんと言えるようになりたいです。
──ZONES選手はいかがでしたか。
ZONES）意識したことはないです。本能のままにやりました。デビュー戦の状態はChi Chiと同じで、レフェリーもお客さんの声もほとんど聞こえなかったですね。映像を見返すとお客さんに向かってしゃべっているんですけど、何を言ったかは記憶にないです。
──きっとお客さんにも言葉より気持ちが伝わったと思います！では、今後の目標を教えてください。
Chi Chi）他団体のプロレスファンの方々の前でプロレスをしても、印象に残るようなプロレスラーになりたいです。これは、エボリューションの旗揚げ、2戦目の新木場大会で、私たちを応援しに来てくれたお客さんが相手選手のことを褒めていたのを見て思いました。よっぽど魅力的じゃないと、応援しにきた選手の対戦相手を褒めないと思いますし、漠然と「そういう選手にならないといけない」と感じたので、戦うバービー人形になるべく、ずっと頭に入れてこの先進んでいこうと思います。
ZONES）目標は、地球で1番強くて美しいプロレスラーになることです。本場アメリカでも試合したいですし、山下選手みたいに男性とも戦って学んで、男子プロレスの要素も入れたいと思っています。最高のスタートを切らせていただいたので、これからいろいろな選手と戦って強くなって、どんどん勝ち進んで目標を叶えます。
──今後の活躍が楽しみです！あと6月4日の新木場大会に、TikTokフォロワー1,230万人のマイケル・ジャクトンさんが出演されることになったのも楽しみです（笑）
Chi Chi）以前からお世話になっている方の繋がりで呼ぶことになりました。実はキャスティングby Chi Chiです！（笑）
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