「フライドBALL企画」vol.58『忘却の輪舞曲』で初座長・初“静かな役”に挑戦の小山未結さんインタビュー!

株式会社Soymilkが2012年4月より舞台を中心に企画・制作・プロデュースを行っている「フライドBALL企画」。

そのvol.58となる『忘却の輪舞曲』の公演は、キャストがA、Bの2チームに別れ、完全Wキャストで行われる。Aチームは6月15日(木)から19日(月)、Bチームは21日(水)から25日(日)の期間公演する。

今回は、Aチームの主演を務める女優の小山未結さんをインタビューし、初座長を務める心境から舞台の見どころ、役者デビュー11年目の目標などを語ってもらった。


──今回の舞台で演じる役について教えてください。

小山)ペンションが舞台になっていまして、そこに訪れた常連客と大学生とで繰り広げられる、ちょっとサイコパスでミステリーなお話になっています。私が演じさせていただくのは、記憶をなくしてしまう女の子。果たしてなぜ記憶をなくしたのか…というミステリーになっております。

これまでは、叫んだり怒鳴る役が多かったので、大人しめな役をやるのは今回が初めてなんです。内に秘めたものを表現し過ぎても行けないけど、とは言えわからな過ぎてもダメという、微妙なところが楽しいです。自信はあります。


──初座長ということですが、そこのところはいかがですか。

小山)バランスが難しいですね。座長感を出し過ぎてワンマンになってもダメなのですが、だけど座長なので(笑)芝居部分では「私に付いてこい!」という部分を見せたいので、探り探りやっています。


──この舞台は、完全Wキャストで行われるそうですね。

小山)はい。ですがBチームとは稽古が別なので、どのようにされてるか詳しくはわからないのですが、基本的に脚本は同じだけど脚色が違ったりしてアレンジされているので、ある意味AとBでは違う雰囲気の作品になっているんじゃないかなと思っています。


──見どころを教えていただけますか。

小山)脚本家の坂本さんが書く台本は、全員にスポットが当たるようになっているんです。なので脇役がいないというか、みんなに見せ場があるので一人ひとりに注目して見ていただきたいと思います。主演の私に関しては、どういう変化球を投げるか楽しみにしていてください!


──お客さんも楽しめそうですね。ちなみに、小山さんが役者を目指したきっかけは何だったのでしょうか。

小山)きっかけは、両親が宝塚好きで、一緒に見に行ってから宝塚を目指すようになったのですが、宝塚自体は諸般の事情で入るのは諦めてしまったのですが、役者をやりたいという熱が冷めず、オーディション雑誌を見て応募した三越劇場のミュージカルに受かったんです。宝塚とは違う普通の舞台の世界に入った時に「あ、こういう舞台もあるんだな」っていうことを知って、それから演技の楽しさにハマってこの道に進みました。

それからは、大阪で舞台をやりながら東京進出を目指していたんですけど、モデルの仕事の依頼が多かったので、ウェディングモデルや普通のモデルなどいろいろなことにも挑戦しました。


──紆余曲折あったんですね。なぜ東京を目指したんですか?

小山)やはり、大きな舞台等は東京は数が多いじゃないですか。だから「私は20歳になったら東京に行く」と目標を立てていたんです。当時所属していた事務所が大阪、名古屋、東京にあったので、20歳になった時に東京へ行かせてもらいました。


──そして現在に至ると。今年でデビュー11年目ということですが、現在の目標は何でしょう。

小山)とりあえず有名になって売れたい!(笑)。そして、主演も良いのですがバイプレイヤーとして脇でも色々な役で活躍できる女優になりたいです。男性の俳優さんで言うと、ムロツヨシさんや佐藤二朗さんのような方が目標です。でも女優だったら二階堂ふみちゃん。彼女は主役が多いですが、スタンスが好きというか、台本と向き合って妥協せず、常ににらめっこするような難しい役をやってみたいです。


──今回の舞台で得られるものがあることを願っています。最後に、座長としての意気込みをお願いします。

小山)みんな健康で怪我なく千穐楽まで突っ走りたいですね。そして、舞台は楽しんでやるのが1番だと思うので、座長の私がまず1番楽しみながら「付いてこい!」と牽引出来たらいいなと思っています。初舞台の子や、舞台2回目の子とかも一生懸命頑張っているので、その熱意を観にぜひ劇場まで足を運んでいただけたらうれしいです!


<小山未結>

兵庫県出身。

2012年劇団東少ファミリーミュージカル「人魚姫」で舞台女優デビュー。

その後関西で舞台女優を続けてキャリアを重ねる。

20歳の時に東京進出。舞台女優をメインに活動しつつ、映像の女優業や声優にも挑戦。

現在はYouTube番組のアシスタントMCを務めるなど、幅広く活躍。

■公演情報

フライドBALL企画vol.58 『忘却の輪舞曲』

https://flyd-ball.net/45cBgAKTMB

脚本/坂本泰裕 (Loki)

演出/Aチーム:緑川雄志 (Loki)

   Bチーム:鏡憲二 (Soymilk Co.)

【劇場】新宿THEATER BRATS[シアターブラッツ]

【日程】Aチーム:2023年6月15日(木)〜6月19日(月)

    Bチーム:2023年6月21日(水)〜6月25日(日)

【チケット】(全席自由席)

前売/4,800円

当日/5,300円

【チケット発売中!】

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=43936

【あらすじ】

ペンション輪舞曲は常連客と大学のゼミ合宿で部屋が埋まっていた。

いつもと変わらない日だった。

しかし、事件は起きてしまった。

ゼミの2人が戻らず、常連の1人も行方不明に。警察に連絡をしていると、ゼミの1人の女性が戻ってきた。心配して声をかけるが様子がおかしい。

「すみません、私は誰ですか?」

まさかの記憶がなかったのだ。そして病院に連れて行こうとすると・・・

繋がりのない2人が何故?

記憶が無くなったのは何故なのか?ペンション輪舞曲で起こったサイコパスなミステリーサスペンス。

【出演】

《 Aチーム 》

小山未結

東元堵

大村和明 (劇団プレステージ)

岡野りな

加賀聡至

工藤わかな

佐々木雄治 (TEAM-ODAC)

清水万莉 (TEAM-ODAC)

田中亜矢子

中西真唯

中本颯

春乃ひめか

福本美稀 (劇団 生粋-NAMAIKI-)

藤原夢美

藤久杏菜

増田友梨奈

横松龍

《 Bチーム 》

稲岡志織

有川結女

大山アキ (TEAM-ODAC)

加島三起也

黒木愛莉

瑚都

今乃奏音

佐原美那

白石央城

城酉諒

田部美祐希 (Tsubura’sカンパニーModeste)

野本侑歩

福沢瑠矢

藤山ももこ

丸岡竜馬

水飼彩乃 (TEAM-ODAC/五反田タイガー)

山本千尋

【日程】

Aチーム

2023年6月15日(木)〜6月19日(月)

Bチーム

2023年6月21日(水)〜6月25日(日)

《 Aチーム 》

6月15日(木)18:30~

6月16日(金)18:30~

6月17日(土)13:00~/17:00~

6月18日(日)13:00~/17:00~

6月19日(月)18:00~

《 Bチーム 》

6月21日(水)18:30~

6月22日(木)18:30~

6月23日(金)18:30~

6月24日(土)13:00~/17:00~

6月25日(日)13:00~/17:00~

※受付・物販開始、客席開場は開演時間の45分前からです。

※国内の感染拡大状況や都の要請により、開演時間が変更になる可能性がございます。予めご了承ください。

【劇場】

新宿THEATER BRATS[シアターブラッツ]

〒160-0022

東京都新宿区新宿1-34-16清水ビルB1

【チケット】(全席自由席)

前売/4,800円

当日/5,300円

【チケット発売中!】

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=43936

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