理想はリック・フレアーです!東京女子プロレス:辰巳リカ選手インタビュー!

――もともとはロック好きでプロレスを見て好きになったということですが。


辰巳)はい、音楽がやりたくて上京しようと思ってたんですけど、とある音楽グループのオーディション受けたんですね。その主催者の方がプロレス好きで、メンバーにアントーニオ本多さんとか福田洋さん(現・トランザム★ヒロシ)とかがいたりして、すごくプロレスと関わるグループだったんです。なので自然とDDTを見る機会があって。正直怖いイメージだったんですよ、半裸の男たちがぶつかり合うみないな(笑)


――大声出してぶつかってますもんね(笑)


辰巳)ふふふ、でも割とコスチュームとか紙テープとかもカラフルで華やかで。アイドル的な要素もあるなとか、熱い気持ちで戦うロックな部分だとかを感じたりして、プロレスって面白いな~って思うようになって。ほどなくしてその音楽グループでいっしょに活動してたユカちゃん(坂崎ユカ選手)といっしょにやろうってことになって、高木大社長に直談判して入団することになりました。


――我々プロレスファンの中には音楽好き、特にロック好きやメタル好きがいたり。


辰巳)親和性があるなとも感じてます。例えば入場曲がロックだったりメタルだったり、煽りVで使われてる楽曲だったり。特にDDTはロックンロール・デスマッチ※だとかもやってますし、親和性がありますよね(笑)プロレスは私の好きなマンガ・アニメ・映画・ドラマ・音楽・アイドルとか、全ての要素が詰まってるエンタメだと思っています!

※試合中にロックンロールが流れ、その際選手はロックンロール魂を発揮しなければいけないという過酷なデスマッチ


――実はプロレスデビュー前がマスクウーマンでしたね。


辰巳)そうなんです。音楽グループでマスクを被って「ケンドー・リリコ」として歌ったり踊ったり、ステージでプロレスみたいなこともやってました(笑)


――デビューする時にマスクを脱いじゃうという。


辰巳)マスクマンのレスラーにはもちろんリスペクトもあって、半端な気持ちでマスク被っちゃいけないなと思って。まっさらな状態でスタートしようという決意もあって、デビューすると、とくに動けない新人のうちからマスク付けて戦うのも難しいだろうし、経験積んでからマスクウーマンになってもいいなと思いながら今に至ります(笑)


――7.9大田区、チャンピオン:中島翔子選手は山下実優選手、坂崎ユカ選手、と下し名実ともにチャンピオンとして確立してきたなと思います。今の印象はいかがですか。


辰巳)ひとことで言うと無敵モードですよね。今は誰も勝てないみたいな。でもいい調子もずっとは続かないと思うので、隙を見つけて攻略したいですね。私、自分でもリングで何しでかすかわからないところもあるので(笑)


――狂い咲き宣言もされています。


辰巳)割と自分の世界に持っていくのが得意だと思ってますし、ペースを取らせません!


――ペースを取らせないという点では、1年以上前になりますが2021年1.4後楽園の坂崎ユカとのタイトルマッチ、熱のこもったぶつかり合いでした。


辰巳)ユカちゃんの得意なハイフライに持って行かせない、得意パターンに行かせない、いいところを潰して勝った感じでしたね。振り返ると気に入った試合ではなかったんですけど、そうしないと勝てない気がしましたし、執念で取った試合でしたね。反対に今回の中島翔子戦はいいところ全部引き出して引き出して、それで超えたいなって思ってます。


――チャンピオンになった後のビジョンがあればぜひお聞かせください。


辰巳)初めてチャンピオンになった時(第8代チャンピオン)は、もう背負いすぎてたのかなって思います。1年経った今だから言えるんですけど、やっぱりチャンピオンは団体の顔になりますし、恥ずかしいことはできないし、その時はそこまで感じてはなかったんですけどやっぱりプレッシャーがあったなって思います。


――気を張ってないといけなかったんですね。


辰巳)それで山下に取られた時に悔しかったのも大きかったんですけど、チャンピオンじゃなくなってちょっと楽になったというか安心できた部分もあったかも知れないですね。この1年、自分自身とプロレスとの関係を見つめなおしたり、「またチャンピオンに狂い咲きたいな」って思ったタイミングで挑戦権をGETできました。今なら落ち着いて気負いすぎないチャンピオン(笑)、ほんとのチャンピオンになれるんじゃないかなって思います。


――狂い咲き落ち着きチャンプ(笑)


辰巳)でも防衛は続けていきたいんですけど試合は余裕の展開じゃなくて、危なっかしいチャンプ、かき乱すチャンプっておもしろいと思うんですよね(笑)挑戦者が獲っちゃうんじゃないかっていうぐらい相手の良さを引き出して、ハラハラドキドキさせる試合をして行きたいですね。理想はリック・フレアーです!(笑)


――その名前が出たらおじさんファンは嬉しくなっちゃいますよ!(笑)


辰巳)私の理想像です!


<辰巳リカ/RIKA TATSUMI>

リングネームは本名のリカを活かし、高木三四郎社長が「リカと言えばタツミリカだろう」と命名した。2021年上半期はプリンセス・オブ・プリンセス王者として団体を牽引。持ち前のクレイジーファイトに磨きをかけており、相手の首を手をかけるなどサイコパスな一面が突出しつつある。渡辺未詩とのタッグ“白昼夢”でも活動中だ。

Twitter)@doratles



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<大会情報>

【名称】SUMMER SUN PRINCESS '22

【日時】2022年7月9日(土) 開場13:00 開始14:00

【会場】東京・大田区総合体育館

■対戦カード

○プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

<王者>中島翔子 vs 辰巳リカ<挑戦者>

※第10代王者4度目の防衛戦。

○プリンセスタッグ選手権試合

<王者組>坂崎ユカ&瑞希 vs 赤井沙希&荒井優希<挑戦者組>

※第9代王者組6度目の防衛戦。

○スペシャルシングルマッチ

サンダー・ロサ vs 山下実優

○里歩&遠藤有栖 vs 駿河メイ&鈴芽

○インターナショナル・プリンセス選手権試合

<王者>伊藤麻希 vs アレックス・ウィンザー<挑戦者>

※第7代王者5度目の防衛戦。

○志田光&乃蒼ヒカリ vs 上福ゆき&桐生真弥

○渡辺未詩 vs ウィロー・ナイチンゲール

○アジャコング&愛野ユキ&らく&原宿ぽむ vs ハイパーミサヲ&角田奈穂&猫はるな&鳥喰かや

○宮本もか vs 長野じゅりあ

◆今大会に所属全選手&レギュラー参戦選手が出場するとは限りません。ご了承下さい。

https://www.wrestle-universe.com


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■取材を終えて

インタビュー中、終始笑顔だった辰巳選手。7.9大会当日は狂い咲くというからそのギャップも楽しみなところ。ぜひ会場でご観戦ください!

今日もプロレス最高っ!

(聞き手:スレンダー川口)@slender_kg



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