『ニンジャバットマン ザ・ショー』今後の宣伝展開やいかに!!Vol.1

『ニンジャバットマン』 − バットマンと宿敵ジョーカーたちが日本の戦国時代にタイムスリップして怒涛の展開で戦いを繰り広げるーという、ワーナー ブラザース ジャパン製作の異色のアニメーション映画が原作で、バットマン・シリーズとしては日本初のエンターテインメント・ショーとなる「ニンジャバットマン ザ・ショー」について、

本作を世界へ届けるため、宣伝・企画を担うプロデューサーのひとり BREW STUDIO, Inc. CEO/プロデューサー の加藤氏にご自身のアメコミに対する想いや本作『ニンジャバットマン ザ・ショー』の宣伝活動について2回に分けて語っていただきました!

【第一弾】事業設立とアメコミについて

・事業設立の経緯をお聞かせください。また『ニンジャバットマン ザ・ショー』の宣伝・企画を担当されているかと思いますが、担当されるまでの経緯をお聞かせください。

ありがとうございます。事業設立の経緯でございますね。

2019年に現事業を設立して以来、本公演に携わっております。

現在は弊社エンターテイメント事業として本公演の製作委員会に参画し、演出に関連した施策や、宣伝・企画をはじめ、技術協力などのパートナーシップ企業様とのコラボレーションについても企画・交渉に携わりながら取り組んでいます。

私ごとで恐縮ですが、以前は広告代理店でデザイナーとして企業プロモーションやWEB/CMの制作、スマートフォン向けアプリのUI/UXデザイン等に携わっておりました。当時もアイディアの源として映画やアニメなどにたくさん触れるようにしていました。その後、上場企業にてインハウスのUXデザイン組織新設に際してジョインし、クリエイティブディレクターとして活動しておりました。

アメコミに関わる分野ですと、国内外でスマートフォン向けのモバイルプロダクトを開発・販売する企業でしたので、この分野でDC作品をはじめアメコミ作品に関わる製品のプロモーションや「東京コミコン」への出展などに携わっておりました。

国内外のPR活動に携わりながら、より経営に近い環境へ異動させていただき、上場企業として国内外の機関投資家様や株主の皆様とのコミュニケーション活動を行う経営企画部IR担当として事業・経営を学び、現事業を創設させていただきました。

<ファンの熱量に感動>

仕事で訪れていた韓国・香港・シンガポールなどの国々にも熱狂的なアメコミ・ファンがいらっしゃるのですが、

日頃からSNS等でコミュニケーションをとりながら、現地に訪れた際はできるだけファンの皆さんとお会いする機会を作っていました。まさにアメコミ作品が共通言語というか、言語の壁を越える熱量を感じて、いつも胸が熱くなりました。

現事業の立ち上げに際しては、アメコミをはじめ大好きなことに夢中になる熱量やファンの皆さんの活動そのものに魅力を感じて、国内外のポップカルチャー・ファンが集うコンベンションを主催させていただきました。

ファンが主役という位置づけで試みたのですが、映画配給各社様やフィギュアメーカー様などにも多数出展・協賛いただき、改めてファンの皆さんの熱量に感動したことが今でも記憶に新しいです。

<本作に関わるきっかけ>

コンベンションのほか、同時にポップカルチャーに関連するメディアやPR支援サービスの立ち上げを行い、日々ファンの皆さんの熱量を感じながらコミュニケーションをひとつひとつ積み重ねていたところ、これらの取り組みがきっかけとなりまして、本作のマーケティング戦略を担う世界的ブロードウェイ・ショー「ブルーマン・グループ」のトリックスターエンターテインメント社より本公演の企画についてお話をいただきました。

当時のお話として「製作委員会のPR・企画にアメコミ作品に詳しい人がいない。」ということで、本作の製作背景をじっくり伺いながら、ぜひご一緒に成功へ導きたいという想いで、最終的には出資社のひとつとして本公演の製作委員会に参画させていただいております。

<リスペクトが原動力>

本公演の製作委員会の中に限ってはアメコミ分野に詳しいという位置付けですが、昨今のムーブメントを生み出した立役者の皆さんの存在を語らずには、この公演は成功しないという想いを常に持っています。ですので、製作の進捗共有を目的とした会議では最近のアメコミ作品に関連するニュースや話題を日々共有していたりします。作品づくりとしては直接的には見えないところかもしれませんが、いちファンとしても関わる人への布教活動は欠かせません(笑)

本作品に関わる皆さんの共通の想いとしても、原作となる「ニンジャバットマン 」はもちろん、バットマン・シリーズをはじめとしたアメコミ作品の一翼を担う皆さんへのリスペクトを常に持って取り組んでいます。

そして、作品を愛するファンの皆さんの期待にお応えできるように、本公演に携わることへの緊張感を持ちながら製作委員会の一員として活動させていただいております。


・アメコミにハマったきっかけ、コレクションしているもの等があればお聞かせください。

アメコミ作品も大変幅が広いので、DC作品に絞ってお話をすると

バットマンが好きになったきっかけは『バットマン リターンズ』、『バットマン フォーエヴァー』です。

当時はまだ小さかったこともあり劇場で観たということではありませんが、スーパーマンと併せてヒーローとして夢中で観ていました。コミックは「バットマン: ダークナイト・リターンズ」、近年はやはり「ニンジャバットマン 」、「ダークナイト」シリーズや「ジャスティス・リーグ」に「ジョーカー」を続々とリアルタイムで体験できたこともありどれも印象深いですね。

とくに、「バットマン」はその時々の時代背景やクリエイターの個性が強く出ていることもあり、今後もたくさんの「バットマン」シリーズを体験できたら嬉しいですね。

最近は配信での視聴が普及し、気軽に観れるようになったこともあり、各作品を身近なものとしてお勧めし合ったり、語ったりと

ファンとして嬉しく感じてます。作品によって世界観がガラリと変わるのが楽しみのひとつなのですが

それぞれ見る角度によって感じ方も違うので、作品を観て語り合うというのも醍醐味じゃないでしょうか。

<お持ちのコレクションについて>

コレクションというと大袈裟かもしれませんが作品のグッズはもちろん、作家さんや出演キャストさんのサインやツーショットなど大切にディスプレイしているものが多数あります。語り出すとキリがないのですが、、(笑)。

新しいDC作品やアイテムも常にウォッチしていますし、話題の「オモ写※1」などファンの皆さんの活動にも日々注目しています。最近も原作「ニンジャバットマン」関連の製品が続々と出ていまして、追いつけていないのですが、ファンとしてはいつかコンプリートしたいと思っています!(笑)。

※1オモチャを撮影した写真作品のこと。


・これまで加藤さん自身どんな企画・作品に関わっていたのでしょうか?

これまでは主に作品を宣伝するという関わり方が多かったですね。

メディアとして、映画などの公開時に実施するジャパンプレミアのご取材や、試写会やキャンペーンの実施など。

大手アパレルメーカー様が原宿にフラグシップストアを出店した際、「バットマン」などの作品とコラボレーションする機会があったのですが、ファンの皆さんをつなげてプロモーションを実施させていただきました。

作品を宣伝するということはこれまでにも多くありましたが、今回のように製作委員会の一員として、一から作り上げていく工程はとても刺激的です。

<ファンの目線を大切に>

ファンの皆さんをつなげるプロモーション事例にも共通しているのですが、「自分ごと」として取り組めるかが大切だと感じています。とくに本作に携わる中で「ファンの皆さんならどんなことを期待するのか。」を考えることが大事だなと感じています。

本公演のプロモーション・企画として大切にしている点として、ファンの皆さんの声を取り入れて企画していきたいと思っています。ただ、製作予算や広報予算には限りがありますし、皆さんの声を反映したくても、様々な条件をクリアしなければならないため、すべてを実現できるというとそうでない、というのが悩ましいところです。

こうして製作に携わると現実的な側面にぶつかることが多々あり、これはファンとしては体験できなかったことですので、作品を届けている皆さんの葛藤を日々身をもって感じています。ですから、これまで世に出た作品へのリスペクトは増していくばかりです。

<ファンとの交流>

本公演のグッズを作るなら何かいいのだろうか?ということがきっかけで、実際にファンの皆さんの声をお聞きして考えていこうという趣旨でファンの皆さんとの交流を実施しています。

私自身も事業を通じてファンの皆さんの声に耳を傾ける重要性を感じており、本公演でも「ファンの皆さんを巻き込んで活動することが大事だ。」と思った経緯もあり、新たな試みとして弊社サービス「SPOONY®️ MEET UP FANS」を介したファンミーティングの実施や、演出スタッフ自らの発案によって話題の音声SNSアプリ等でファンの皆さんとの交流も実施致しました。

ファンの皆さんの声をいたくだためには日頃からのコミュニケーション活動や、作品ごとの基礎知識を深める事前の準備も欠かせないのですが、そうした準備を経て、実験的なことも取り入れさせて頂きながら実施させていただいています。

ファンの皆さんとの交流では、「ニンジャバットマン」ならこういう演出が求められるということはもちろんのこと、このキャラクターにはこんな背景があり、原作だけでなく他の作品ではこんな関係性であり、キャラクターのココにも注目してほしい、こんなところに期待している、というようなファン目線の声を伺っています。

今後もより機会を重ねていけたらと思いますが、製作に関わる皆さんにもこの活動の重要性を感じていただいていおり、

作品づくりにも良い影響を与えているのではと思います。

<橋渡しという役割>

私の主な役割として宣伝・企画を中心に携わらせていただいていますが、時には演出に関わる重要な部分にも携わっています。

キャストに関しても、こういった方が適任ではなかなど、ファンの目線を想像しながら検討しています。

数々のショーパッケージを成功へ導いてきたプロの皆さんに「バットマン」「ジョーカー」ならココが重要、ということをお伝えすることで、「ファン目線」と「製作目線」が行き来して、より良い形ができるように、橋渡しの役目を担っていると思っています。

まだまだ現時点で発表できないことも多いのですが、これが実現できたらよりショーの体験価値が増す、という演出要素もあり、橋渡しの役割がその成否に直接的に関わっているので、実現に向けて努めているところでございます。

「つなげていく」という役割として大きなチャンスと責任をいただいたと思っています。

ですから、いちファンとしての熱量も持ちながら、一方で作り手としての殻を破らないといけない部分もあるのではと感じています。

とくにプロデューサーの下浦さんや演出スタッフとの共通の認識として、原作となる作品をリスペクトし作り上げていくという点は、最も大切にしなければいけないことのひとつだと思っています。

原作だけでなく、ルーツとなる作品郡を辿り、感じて、その上でエンターテインメントとして届けたいこと、ファンの皆さんに届けたいことを組み合わせていくというのをひたすら練り上げていく。

そうした創造的な部分を後押しできるように、橋渡しという役目を果たしながら宣伝・企画として鋭意、準備しております。

引き続き、ご注目をいただければ幸いです。


⇒次号へ続く。

★第二弾インタビューでは『ニンジャバットマン ザ・ショー』のプロモーション活動について、

BREW STUDIO, Inc. CEO / プロデューサーの加藤氏にたっぷりお話いただきました。

【作品概要】

『ニンジャバットマン ザ・ショー』

2021年11月06日(土)~11月30日(火)

会場:Theater Mixa(東京・池袋)

出演:なだぎ武 ほか

料金(税込):

① 選べるグッズ付き「プレミアシート・チケット(1階前方5列目まで保障)」:7,900円

② 臨場感たっぷりに楽しめる「S席(1階席)」:5,500円

③ ショー全体がよく見える「ステージビュー・チケット(2階席)」:4,500円

④ 気軽に楽しめる「スタンド・チケット(2階席)」:3,500円

※未就学児童入場不可


■チケットはこちら

チームごとの販売ページをご用意しております。

【闇-YAMI-】高澤礁太/細川洪/平野茜子/藤田笑美

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34607

【黒-KURO-】澤田拓郎/財木琢磨/鈴木さあや/佃井皆美

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34744

【夜-YORU-】滝川広大/なだぎ武/安納サオリ/室田瑞希

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34610

【影-KAGE-】山川蓮矢/ASUKA/鈴木彩海/安藤美桜

https://www.ticketpay.jp/booking/?event_id=34612


公式HP:https://batman-ninja.jp/

公式Twitter:https://twitter.com/BatmanNinja_jp


■チケット販売システムをお探しの方はこちら

チケットペイ

https://lp.ticketpay.jp/

0コメント

  • 1000 / 1000