「キッズダンサーの夢を叶える!!」株式会社バッシライン松川(ぱお)様 その1

キッズダンスコンテスト「スーパーキッズ」をご存じでしょうか?

初回より16年、今では全国35か所で開催、小中学生を中心に参加人数5,000名を超える日本最大級のキッズダンスコンテストです。

チケットペイでも常にソールドアウトする大人気イベントとなっています。


今回は企画主催する株式会社バッシライン松川(ぱお)様にインタビュー!

まずはプレイヤーからイベントを運営する側に至った背景を伺いました。


ー 今日はよろしくお願いします。

はい、よろしくお願いします。


ー まず、バッシライン様と「スーパーキッズ」について教えていただけますでしょうか。

ダンスコンテスト「スーパーキッズ」は16年前に立ち上げたんですが、もともとは今とは違う別会社のイベント事業部内でスタートしました。ぼくは当初から運営の主幹だったんですが、当時の会社の会長と社長さんが「独立して自分でやったら?」と背中を押してくださり、9年前に独立しました。


ー 「スーパーキッズ」という単語がわかりやすいですね!

はい!僕の中ではスーパーサイヤ人のような、キッズダンサーが一個上に上がればスーパーキッズ…のような感覚です(笑)


ー 16年前は今のようなキッズダンスコンテストは多くなかったのでしょうか?

今でこそ大会もたくさんありますが、当時は子供に特化したコンテストありませんでした。もちろん全国大会なんてなかったですし、キッズコンテストなんて名前すら聞いたことがない、成立しないんじゃないか?という中で模索しながら、前の会社の方たちと一緒に作っていった感じです。1年目は6会場からのスタートでしたが、今は35会場で開催、参加人数も5倍になりました。



ー ぱおさんご自身のお話になりますが、そもそもダンス業界に入ったきっかけはなんだったのでしょうか?

ぼくは地元が沖縄ですが、中学生の時に「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」の「ダンス甲子園」が深夜に放送してました。それをビデオに録って、うまい人のダンスをコピーして、それを学校の友達に見てもらって「うまいね!」と褒めてもらうところからでした。

でも周りにダンスやる仲間もスタジオもなかったですね。それから何年かして19歳にたまたま友達と「ダンスディライト」というストリートダンス大会の映像を家で観てて、あ!そういえば俺ダンス好きだったな!っと感動して。


ー ずっとやっていた訳ではなかったんですね。

そうですね、当時は仲間もですし、スタジオを調べようにも田舎でネットもなくて…スタートラインに立てない感じでした。ダンスそのものではなくファッション(ダンサーのような恰好)から入ったんですよ。それで「ダンスディライト」にとても感動して、これに出たい!…と思って、真剣に練習を始めました。そこから3年後くらいに決勝大会に出ることができました。


ー 決勝に出られていかがでしたか?

会場が「ベイサイドジェニー」というところで、昔ビデオで見ていた会場もそこだったんですが、聖地で感動しましたね。僕からしたら神のようなダンサーも間近に見ることができて。


ー その後プレイヤーとして活躍されつつ、制作サイドに変わっていったいきさつを教えてください。

元々プレイヤー時代にイベントは沖縄で主催していたんですよ。自分のチームメイトがものすごいダンスの才能の持ち主で中身の作りこみもとても上手でした。逆に僕はそこまで作れなくて、あ…これはヤバイと。何か自分で出来ることはないかな?と考えたときに行き着いたのが、他の人も楽しめるイベントの企画だったんです。

その企画がうまくいって、あ、才能あるかも!?と思いながら、そのまま定期的に開催して、上京後もイベントの制作に携わることができました。ちょうどそれを見ててくれた人が「スーパーキッズ」立ち上げのきっかけになった会社の方で、大阪のイベント会社を紹介してくれたんです。その大阪の会社はキッズダンスイベントを主催されていて、東京でイベントを開催した時に運営を任せる人を探されてました。それで誘っていただいたのがキッズダンスとの最初の出会いです。

それからですね、裏方が良いかなと思うようになったのは。それまでは自分がプレイヤーだったので、自分が目立ちたいと思ってたんです。でも裏方に携わって、それも突き詰めたいなとシフトチェンジしました。


ー それが結果としてキッズダンスを盛り上げるパイオニアとしての活動になっていくんですね。今はその制作で精力的に活動されてますが、具体的にどんなお仕事になるんでしょうか。

ダンスコンテストなので、大会の会場、各エリアでの開催のタイミング、ルール、審査員…企画運営全てですね。以前はショッピングモールでの開催でしたが、コロナでなかなか難しくなり、今は市民会館を主な会場としています。会場予約の関係で1年先まで計画を立てなければなりません。


ー コロナの影響もある中、なかなか企画成功にこれという正解が見えないような難しさを感じます。そこの肌感はご自身がプレイヤーだった経験が活かされているのでしょうか。

そうですね、スタッフとも相談しますが、どこの地区で、いつ、何回やろうかなど大会の全体図はぼくが決めています。

成功するルールもないですし、本当に経験上ですね。正直習うものと思うと、なかなかできないと思います。物作りと一緒で技術があってもセンスなければできないというか、本当に感覚と経験、両方ないと難しいと思います。何でと言われるとちょっと説明難しいんですが…そう思います。


ー 教科書がある訳ではないんですね。大事ですね。

はい、うちにはスタッフが2名いるんですが、ぼくを信じてついてきてくれています。

ぼくは口で言うだけですが、色々大変だと思います。


ー なんと!5,000名以上が挑戦するダンス大会の運営がたったの3人なんですか!?

なんなら2年前まで2人でした。意外とできるんですよ(笑)


⇒次回は少数精鋭の極意、働くマインドについてより深く迫ります!


株式会社バッシライン

代表取締役 松川直也

WEB http://bashline.jp/


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